MUSIC
LIVE
銀杏BOYZ :: 昭和100年宇宙の旅ツアー@ KT Zepp 横浜
2025年06月18日
ライブハウスに入ると、まだ開演前なのに、すでに空気が熱い。
あの独特のざわめき。
今日は何かが起きる夜だ、と誰もがわかっているような感じ。
照明が落ちて、ステージに現れたのは
峯田和伸。
歌い出した瞬間、会場の空気が爆発する。
銀杏BOYZのライブは、うまく説明できない。
演奏がすごいとか、歌がうまいとか、そういう話じゃない。
むき出しの感情が、そのまま音になって飛んでくる。
ステージの峯田は、叫んで、走って、転びそうになって、また歌う。
その姿を見ていると、音楽って本当はこういうものだったんじゃないかと思う。
フロアではみんな歌っている。
大声で。
知らない人同士なのに、肩をぶつけながら、同じ歌を歌っている。
銀杏BOYZの曲は、きれいな思い出だけじゃない。
むしろ、どうしようもない気持ちとか、恥ずかしい記憶とか、忘れたい夜とか。
そういうもの全部を抱えたまま鳴っている音楽だと思う。
だからライブになると、あんなふうに爆発するのかもしれない。
途中のMCで峯田が話す言葉も、いつも少し不器用で、少し照れていて、でも真っ直ぐだ。
かっこいいことを言おうとしているわけじゃないのに、気づくと胸に刺さっている。
気がつくと、会場は汗と歓声と大合唱。
ぐちゃぐちゃで、でも最高の空間。
ライブが終わって外に出ると、夜の空気がやけに静かだった。
さっきまであの場所で鳴っていた音が、まだ体のどこかに残っている。
こういう夜があるから、ライブに行くのをやめられない。